津波をかぶった巨樹で建てた、南三陸町のあさひ幼稚園

宮城県南三陸町に、あさひ幼稚園というところがある。園舎が津波により流出してしまったのだが、手塚建築研究所が去年7月に新築した。(たぶん)大々的には取り上げられていないので、知らない方も多いと思うが、なんとも風格のある幼稚園なのだ。私は新聞で見て、ギャッという衝撃。

この幼稚園、建物の一部に、なんと樹齢300年の杉の木を使っている。津波をかぶって立ち枯れてしまった杉なのだという。写真を見ると、それはそれは立派な柱だ。突き出たひさしは、神社仏閣の趣である。伝統を感じさせて、またまたカッコイイ。(カッコイイしか言えない自分の語彙の乏しさよ。)うーむ、行ってみたい。ここで存分に走り回れる園児たちよ、羨ましいぞ!

検索すれば見つかる情報をここにコピペするのも無駄なので、ここでは紹介に留める。興味をお持ちになったら、以下も参考にお調べあれ。

参考
読売新聞「津波で全壊した幼稚園舎を設計した建築家夫婦 手塚貴晴さん、由比さん」2012年8月27日付朝刊 2面
日本ユニセフ協会「宮城県南三陸町あさひ幼稚園で上棟式」2013年4月14日閲覧
同「南三陸の命の木で建てられた新園舎 あさひ幼稚園 落成式」2013年4月14日閲覧
手塚建築研究所 2013年4月14日閲覧

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