2011年10月24日月曜日

おもしろ地形を見にそこらじゅう旅したいよね

3週間前のカミングアウトでもお分かりのように、迷子石好きな私は、インターネットでちょっと迷子石の画像やら本やらを探していました。すると、白尾元理(もとまろ)さんという方が、私の希望を満たしてくれそうなキーパーソンかもしれないという成果を得ました。白尾さんは、東北大と東京大大学院で地質学を学び、現在はサイエンスライター及び写真家です。白尾さんの著作の中でも、地形を扱ったもの2冊を早速借りてきて読みました。

グラフィック 日本列島の20億年 [大型本] / 白尾 元理, 斉藤 靖二, 小疇 尚 (著); 岩波書店 (刊)



これは、日本の地形を扱ったもので、図鑑のような大きさで立派な装丁でした。60か所くらいの地形の大きな写真に、解説付きでした。日本という狭い地域の地形は、やっぱりたかが知れていて、はっと息をのむような地形は少なかったです。ちなみに迷子石は紹介されていませんでした。

子供の科学サイエンスブックス 世界のおもしろ地形 [大型本] / 白尾 元理 (著); 誠文堂新光社 (刊)



これは、子供向けの本ですが、対象は世界の地形です。大きな写真に簡単な解説付き。やはり世界へと目を向けると、桁違いに大きくて面白い地形がいっぱいです。白尾さんはベストショットを撮ることに相当なこだわりがあるそうなので、本書が子供向けなのがもったいないくらいの質です。これは買いですね。ちなみに、迷子石は2つありました。

2011年10月22日土曜日

ICUのミッドナイトウォークで40km歩いた!

ICUのランニングサークル、Runnersが主催するMidnight Walkという行事に、9月30日(金)から10月1日(土)にかけて参加しました。Midnight Walkとは、文字通り長距離を夜通し歩く行事で、今年は東京スカイツリーから東京タワーを通ってICUに戻る、約40kmのコースでした! Midnight Walkは、5月に雨天のため延期されていました。コースの魅力もさることながら、私はこういう記念に残るようなイベントが好きなので、参加はずっと決めていました。

ちなみに、私はおととしの夏に友人らと似たような行事をしています。地元から木崎湖という湖の近くの温泉に入るべく、11時間半かけて約46kmを歩きました。そのときは炎天下を歩くこともあり、しかも休憩も十分にとらなかったので、体力の限界が見えるほど疲れましたが、Midnight Walkは計画的に運営されているので安全だと思います。

さて、9月30日、セクションの友達3人と夜9時に押上駅を降り、東京スカイツリーのすぐ近く、京成橋に集合です。既に大勢の人が集まっていました。その後知ったことですが、今年は、最終的な参加者が例年を遥かに凌ぐ100人ほどだったそうです。



9:30ごろ、出発です!!

最初の何分かは、スカイツリーを見上げながらのウォーキングでした。私はスカイツリーをこれほど近くで見たことが無かったので、目に焼き付けるように何度も見ていました。最初のころは、セクションメイトと4人で他愛のない話をしながら歩いていました。昼間は人がたくさんの道路にも、夜にはほとんど人影がありませんでした。

10:10ころ、雷門に到着です。仲見世通りはシャッター通りになっていました。修学旅行と見まがうほどに、みんな写真を撮っていてちょっと面白かった…。

花やしきを抜け、浅草通りを歩き、11時ころ、上野公園にて1回目の休憩です。疲れは感じていましたが、まだ全然大丈夫でした。急いで家を出たので、ろくにお菓子や飲み物を持ってきていなかったので、近くのコンビニで買いました。ここ上野公園で、遅れて参加する人たちが合流。セクションメイトもいました。

そこからは、だいたい山手線に沿って南下しました。9月が終わる数分前には、セクメの一人はアキバのAKB48劇場の1階でたこ焼きを買っていました。私は都心の地理にあまり詳しくありませんが、配られた地図によれば、日本橋、銀座、新橋を抜けていました。人はほとんどいず、車はタクシーが大半で、都心の昼夜間人口比率の大きさを物語っています。静かな夜の東京を見るのも面白いです。

たこ焼きを買っていたせいもあって、私たちは先頭集団から最後尾集団へと回りました。Runnersの係の人に何度も急かされましたが、既にけっこう疲れていたので辛かったよ。

日付は変わりました。10月1日の午前1時すぎ、東京タワーの見える芝公園で2回目の休憩。近くのコンビニには店内を半周回るくらいのレジ待ちの行列ができました。まだ半分も歩いていませんが、足はそろそろきつくなってきました。



そこから私たち大所帯は東京タワー前を通り、深夜も騒がしい六本木の繁華街を抜けるころには、会話はかなり少なくなってきました。渋谷駅に到着し、3時過ぎ、近くの神宮通公園という小さな公園で3回目の休憩。足が痛くて、マッサージをしました。たこ焼きを買った彼は、本格的に眠っていました。中間地点の新宿駅(距離的には中間じゃないけど)にも着いていないのに、気力は萎え始めていました。

その後も、流れに任せてひたすら夜の静かな東京を歩いていると、4時半ころ、新宿駅南口が姿を現しました。ちなみに、私はそのとき南口に来るのは初めてだと抜かしていましたけど、後で考えたら何度も来ている場所でした。いつもと違う方向から来たのと、夜のために辺りの見た目が随分違って見えたための勘違いでした。

新宿駅は大きなチェックポイントで、距離的には半分+α、しかもここから個人行動になります(コースはもちろん教えられます)。これ以上歩けないなら電車で帰ることもOKです。驚くことに、多くのRunnersのメンバーや、体力に自信のある人たちは、なんとICUまでの残り17kmを走っていくそうです。なので一緒に歩いていく友人も減り、私も入れて3人のセクメで、ICUまで歩くことにしました。ICUまでの道はかなり単純で、最初の10kmくらいは甲州街道をひたすら行き、あとは3回ほど曲がれば着きます。

私はつま先やかかとが痛くて、歩くのがきつかったのに、他の2人はかなり早足で歩いていて、ついていくのが大変でした。新宿駅からは、みんな基本的にしゃべらなくなりました。先の見えない道をただひたすら歩いていくのは、体験してみなければわからないつらさがあります。あまりの疲労に、足が地面の凹凸に対応しなくなってきました。つまり地面の盛り上がりに気付かず、そこに靴を何回もズザッと擦っていました。甲州街道から吉祥寺通りに曲がる「給田」という信号はまだかまだかと、何度となく期待と落胆を繰り返しているうち、一緒に歩いていた女の子が大幅に遅れ始めたので、待ってあげたりしながら、ゆっくり、着実に進んでいきました。もうすっかり夜は明けていました。



新宿を出てから2時間強、やっとの思いで甲州街道から吉祥寺通りへ北西へと進路を変え、疲労と闘いながら黙々と歩きました。私には、この道が一番きつかった気がします。甲州街道と違って民家が並ぶ単調な眺め、狭い歩道、そして次の曲がり角が全く見えないことが、足の痛みをいや増しました。

8時前、吉祥寺通りから、東八道路に出ました。ここからやっと、私も知っている道です! この随分前からセクメの女の子が見えなくなるほど後ろにいたので、待ってあげて少し休憩したのち、3人で一緒に残りの数kmを歩き始めました。

ここからは誰も遅れず、3人で一緒にゴールしようということになりました。ここまで来ると、疲労はひどく、足はとても痛くなっていました。足の裏を地面につけていたくないといった感じになります。しかしゴールまであと少しということで、会話も増えました。

そして……ICUの敷地に足を踏み入れました!! ゴールはICUのスポーツクラブハウス(SCH)なので、最後の最後の500m、ICUの「滑走路」(マクリーン通り)は、走りました! 午前9時過ぎ、ゴールです!!

SCHでは、走って先についていた友人が爆睡していたりしました。朝食の豚汁が用意されていたので、2杯食べて、床で一眠りして、もう1杯食べてから、帰りました。SCHを出て少なくとも数十分は、筋肉が言うことを聞かなくてゆっくりとしか歩けないくらいでした。

■DATA
歩行距離:約40km
スタートからゴールまで:約11.5時間
歩数(Midnight Walk以外の歩数も含まれていますが):9/30は14620歩。10/1は48097歩

後日談……徹夜だったので、家に帰って寝たかったのですが、なんとこの日はICUの学生の親のためのオープンキャンパスで、両親が来たので、一緒に昼食を食べたり、それに3時半から書道部にもちゃっかり顔を出したりしたので、体に無理をさせまくった一日でした。

2011年10月17日月曜日

散らかった部屋にいると、宝探しをしているみたい

もう 2週間近く前のことになりますが、ICU図書館に何気なく置かれているのに偶然気付いて、パラパラっと眺めてみて興味が湧いたので、ふらっと借りてきたのは、NYCのシェアハウス~「共に住む家」の個性派インテリア [単行本] / Rai (著); エクスナレッジ (刊)です。



ニューヨークのシェアハウスのごく簡潔な案内、兼、写真集といった感じで、部屋の写真がいっぱいです。私は、人の部屋に置いてあるものを見るのがちょっと好きなので、ニューヨーカー達の散らかった部屋やDIYを眺めて(もちろん整頓された部屋もありました。)わくわくして、質素な私の部屋ももっと賑やかにできないものかと、ぐるぐると妄想を繰り広げていました。というか、本書が自分の部屋ももう少し賑やかにしようという考えを起こさせました。今日これを返すまで、何度も繰り返し眺めていました。

ニューヨークには築100年くらいの建物がごろごろしていて、しかも自分の部屋を基本的に自由に改造できる(ペンキを塗ったり、壁を作ったり。)というところが私にとって驚きでした。日本とニューヨークでは事情が全然違うので、今度は日本の若者の1人部屋の写真集とかがあったら見てみたいものです。

2011年10月5日水曜日

現役国際基督教大学生の書道家がデビュー!!

何度か本ブログで言及している通り、私は、国際基督教大学(ICU)に今年3月に立ち上げられた、書道部に入っています。(書道部との4月の偶然の出会いには、5月の記事にも少しだけ触れています。)今は10人で活動していて、1年生は私1人です。アメリカ人の部員も1人います。(ここ数か月来ていないけど。)

その設立者であり部長である方が、とても精力的で、学内のサークルの演奏会の看板や、学内新聞の題字を手掛けていたり、さらには学外での個展も構想中だったり、書家の紫舟さんと震災関連のチャリティー活動をしに行ったり、今度の11月には、なんとパリに単身書道パフォーマンスをしに行く予定という、とんでもない実行力と野心を持った先輩です。

そんな部長が先日、書家デビューの第一歩として、自身のホームページをお披露目しました!! 彼の雅号(書家としての名前)は海京(うきょう)。小杉海京さんです。

Ukyo Kosugi :: 書道家 小杉海京

作ったのは同じく書道部の先輩で、2人でいろいろとホームページの構想を練り上げているのを私はよく耳にしていました。先日ようやく完成したホームページを見て、クオリティーの高さに驚きました。

今後、小杉さんの動きに注目してみてください。

ついでにお知らせですが、10月29日(土)、30日(日)にICUの文化祭、ICU祭が開催され、私たち書道部も、本館3階にて作品展を開きます。万事繰り合わせの上、お越しください。

2011年10月1日土曜日

全国の迷子石ファンのみなさん、意見、情報を共有しましょう!

ここ数か月の間に、どうやら私は巨石好きだということがはっきりしてきました。

巨石というのは、文字通り巨大な岩のことです。巨石にもいろいろあり、沖に立つものや、河原に転がっているもの。(木曽川中流域には2mくらいの丸い巨石がごろごろしていました。)それに世界最大の一枚岩のエアーズロック(ウルル)や、イギリスのストーンヘンジも巨石です。しかし私が興味のあるのは、そういうようなものではありません。

私が大好きなのは、ずばり迷子石です。あまたの成因のある巨石の中でも、これだけ、迷子石と呼ばれる巨石たちだけは、私を強く魅了してやみません。

迷子石というのは、何十万年という単位の遠い昔、氷河によって運ばれた後、温暖化によって氷河が融けたために取り残された岩石のことを言い、その地の本来の岩石とは組成、大きさ、磨滅度が全く違うため迷子石と呼ばれます。(この説明を聞くだけですでに少し興奮してくる!)ちなみに氷河の研究が未発達だったころのヨーロッパでは、迷子石は「異人さん」と呼ばれ、「ノアの方舟」で描かれる大洪水によって運ばれてきたと信じられていたようです。(Wikipediaの「迷子石」の項も参照してください。)

私は、だだっ広い荒野に、ぽつんと1つ迷子石が鎮座する光景を思い浮かべると、興奮してアドレナリン大放出といった感じになるくらい迷子石好きです。

そのくらいの迷子石ファンなのに、その写真をインターネットで探してもあまり良いものは無く、ならば迷子石の写真集は無いかと探してみましたが、和書、洋書とも私の力では見つけられませんでした。迷子石ファンはそれなりにいると思っていたので、少し残念でした。

そうしたら最近、こんな本が出版されているのを知りました。

巨石巡礼―見ておきたい日本の巨石22 [単行本] / アスペクト編集部 (編集); アスペクト(刊)



どうやら迷子石の写真集ではないようですが、やっと私の理想に近い本を見つけました。

古代の日本人は巨石を信仰の対象にすることがあったようで、自然が形成した巨石を神聖視したり、巨石を意図的に配置して何らかの意味を持たせたりしました。本書で取り上げられたのはそのような巨石(群)22か所です。写真集とアクセスマップのあいのこといった感じです。

今回の収穫は、たくさんの巨石を楽しめたというのはもちろん、日本の巨石を語るうえで重要なキーワード、磐座(いわくら)という言葉を知ったことです。磐座とは、古神道の1つで、巨石または巨石のある山を信仰するアニミズムのことです。(興味を持った方は、Wikipediaの「磐座」の項から更に調べてみてください。)また、ドルメン(dolmen)という言葉も初耳でした。新石器時代からB.C. 7000くらいにかけて世界各地に造られた巨石墓のことを言うようです。

満足できなかった点は、やはり私の趣味と本書の趣向との微妙な相違です。私は日本以外の巨石も見たいですし、信仰とは全く関係のない視点から見たいですし、できれば人工的に動かされていないものが見たいので、物足りなかったです。そもそも私は、周囲の世界に全く溶け込まない迷子石というものを見たいのです。

最後に、世界中の地質学者、氷河の研究者、熱心な迷子石ファン、物好きな写真家にお願いです。迷子石の写真集を出版してください!!

写真については、私は1つ注文があります。迷子石の大きさと異質性を前面に押し出してください。具体的には、迷子石を撮る以上、周りの風景と一緒に撮影するのが鉄則です。それに巨大さを伝えるため、迷子石の近くにさり気無く人がいるのもいいでしょう。(迷子石ではありませんが、今回読んだ本の写真は、ほぼすべて岩に接近したもので、威圧感と荘厳さは伝わってきても、肝心な大きさが伝わってきませんでした。)

(Finally, of geologists, researchers of glaciers, erratic block enthusiasts and curious photographers all over the world, let me demand a thing as an erratic buff. Publish a collection of photographs of glacier erratics, please!! As for the photographs, I have an idea: put emphasis on the bigness and foreignness of the rocks. E.g. take photos with backgrounds.)