2010年1月31日日曜日

ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語

ここ最近は本を読む時間がなかったけれども、厚めの本を借りました。

ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)
作者: フランソワ ラブレー
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2005/01
メディア: 文庫





発行は16世紀のフランスで、実は高校世界史にも出てくる作品です。この作品は一冊で完結ではなくて、「第5之書」まである長編でが、私が借りてきたのは(もちろん)「第一之書」です。

図書館でパラパラ見てみたら、なんだかやけに面白そうだったので借りました。文庫で2cm以上あるので、本当はもっと時間があるときに読みたかったのですが、他に本がなかったので思い切って借りてみました。

やはり第一印象は間違っていませんでした。なんだろうこの異様な可笑しさ。

滑稽な文体、荒唐無稽な内容で、とっても面白くて、笑わずにはいられません。何回か吹き出してしまいました。これを読んだ方は、ニヤニヤを隠すのが大変かもしれません。( ̄ー ̄)

1500年代半ばといったら当時ヨーロッパは大航海時代。日本では鉄砲伝来くらいですかね。織田信長の時代です。この時期に、幼稚な言葉の連発する、お茶目で愉快な大衆文学が生まれていたなんて、驚きです。フランス古典作品がこんなにも面白かったなんて、夢にも思いませんでした。

しかし、この時期の文学作品には多いことだと思うのですが、作品の隠れた柱として、権威に対する風刺があるんです。巨人ガルガンチュアの波乱に富んだ人生を描くことを通して、作者ラブレーは権威(政治?、宗教?)に物申そうとしているわけです。

面白くて、全部読みたいという気持ちはあったのですが、なにせ厚いですし、しかも時間がなかったので、半分ちょっとくらい読んで今日返却してしまいました。貸し出し期限も過ぎていましたし…。

気軽に読める名作なので、ぜひ読んでみることをお勧めします。

いつかまた借りて、「第一之書」だけでも読破したいと思います。


・・・・・それで話は変わって、昨日昼、先日の元旦の書道ガールズ甲子園の裏秘話、という内容の番組がやってましてね。番組としてはいろいろな舞台裏がわかって面白かったです。

でも個人として言わせていただくと・・・

書道部は運動部ではありませんでヽ(`Д´)ノ

おしとやかな文化部です!!

2010年1月11日月曜日

Bananaに心を洗ってもらった

前記事で1962年当時の390円を安いと書きましたが、1965年の物価を見ると、理髪料金が350円で、白米10kgが1125円ということらしいですので、390円は本の値段としてはまあ妥当なようです

さて、成人の日の今日、時間もありましたので、図書館で借りてきた本をまた読みました。(ノ´д`)

「TUGUMI」です

TUGUMI(つぐみ)
作者: 吉本 ばなな
出版社/メーカー: 中央公論社
発売日: 1989/03
メディア: 単行本






いつかむかしサニローさんが読んでいたような…そのときから少しずつ読みたくなって、やっと決意しました。

「確かにつぐみは、いやな女の子だった。」という書き出しで始まります。

この物語のヒロインの一人、つぐみは、生まれつき病弱で、か細くはかない体つきでした。が、それに反発するように彼女は「意地悪で粗野で口が悪く、わがままで甘ったれでずる賢」かったのです。

そんなつぐみともう一人のヒロイン、まりあ達との、海沿いの田舎での懐かしくはかなく淡い青春の一期間を描きます。

この作品には、他の多くのレビューにあるように、情景描写、心理描写がとても多い。比喩を多用し、さらにこれらを幻想的なものにします。

海沿いの町。浜、波、潮風、潮の匂い…。幸福、怒り、驚き…。都市には無いやわらかな空気の流れが、つぐみやまりあの町をすっぽり包んでいます。私は海を間近で見るのは10年くらいありませんし、潮の匂いなんてわかりませんが、その町のあまりに純朴で、そして芯のある時の流れに、なんだか優しくなれるようです。

そしてどこまでも「強がる」つぐみに、元気をもらえるような気がします。たとえその強気が過ぎて体を壊してしまっても…。

読んで、心が落ち着きました。自分もつぐみらと同じ青春の中にあるのですか…。('Д⊂

2010年1月10日日曜日

今度は中国文学ですぞー(・o・)

中間、とは名だけの考査が、年明け早々あり、なんやかんやで油断ならない冬休みの喧騒が静まり、今日日曜を迎えました。

とりあえず考査終了!(^o^)

いやー休み前からテスト勉強しなかった自分のせいだと思います。疲れた。

さー本でも読むか。

家にあった世界文学からのチョイス。

魯迅の、「阿Q正伝」、「狂人日記」、「非攻」。

世界文学全集〈第47〉魯迅・茅盾 (1962年)
作者:
出版社/メーカー: 河出書房新社
発売日: 1962
メディア: -

阿Q正伝 (角川文庫)
作者: 魯迅
出版社/メーカー: 角川書店
発売日: 1961/04
メディア: 文庫






家にあったのは、上の古ーいの。ハードカバーにビニールカバーつき、そして濃い上品な緑のケースという当時にしてはよさげな仕様。当時のレートは知りませんが390円という安さ。下は、入手がはるかに容易な文庫版です。

もともと「阿Q正伝」を読もうと思って引っ張り出してきたのですが、ここには魯迅の大部分の作品が収められてるんじゃないかと思います。

まず読んだのは短編、「非攻」。墨子の作品です。漢文の予習になるラッキーって思って読みました。そして、なにせ作者が本場中国の魯迅。

墨子の思想に少し触れられたのかな。でも読後、これは墨子の訳ではなく、あくまで墨子に仮託した小説だと知ったので、魯迅の思想、と言うのでしょうか。

2作目は、本懐である「阿Q正伝」。実は、この「阿Q正伝」と言う言葉、初めて聞いたとき、違和感を覚えました。『Q』って何? みたいな。(゚Д゚) でも本文の序文を読めば分かります。「阿クイ」のQと。

魯迅の作品は短いのが多いのですが、これは長いほう。それでも数十ページで読みやすいです。

辛亥革命直後の中国。貧乏で村ののけ者にされる農民阿Qを通して、当時の社会の救いようのない暗さを活写し、風刺します。ユーモアもちょっとありますし、読んで損なし。阿Qの哀れな人生の中に、当時の社会のありさまが凝縮しているようです。

3作目は、「狂人日記」。魯迅はこの作品で、旧来の文語主体の中国文学を口語主体にすることで、強い伝統否定を行いました。(Wikipediaによる)

強い被害妄想を持つ主人公の日記という形式を取った一人称小説。わずか数ページという作品ながら、エスカレートしていく主人公の心理がリアルです。まさに「狂人」の心理(´゚A゚`)

2010年1月4日月曜日

俺も一応書道部ってことで年賀状晒す

書道部に入ってるよ、なんて口だけで言ってても、文章だけじゃつまらんし…。

シンプルだけど…。

恥ずかしながら、手づくり年賀状さらします。(´・ω・`)



CR書。青墨使いました。印は「筆王」のカットです。

シンプルすぎて物足りないのは分かってます(笑

2010年1月1日金曜日

2010!! 初日の出+書道ガールズ生中継

2010年ダーーーうわー

正月ダー (ノ´∀`)ノ
…でも勉強('Д⊂ウワーン

めでたさと焦りが混在して私は気持ちの収拾がつかなくなっていますが、予定は予定。

そう、元旦といったら初日の出。とうとう5年目になりました。(2009年の初日の出2008年の初日の出は記事になっております。)

実は今年の初日は今までと全く違います。

おとといの記事に書きました。

あさって元旦の「新春!!ズームインSUPER 2010」の中の「書道ガールズ甲子園」は見逃せない。おそらく9時頃からの生中継です。

って。

今日の「ズームインSUPER」を見た方は知っているでしょう、わが長野県から1校出場していたことを。そう、今年の初日にはこの生中継を生で見るという目的もあるのです!

事の始めは11月下旬。元旦の「書道ガールズ甲子園」に長野県から蟻ヶ崎高校が出場決定したということを、ひょんなことで知りました。中継場所は松本城というところ。

その時に思いつきました。初日のときにこれを見ればいい! ( ・`ω・)

……

そして時は一気に飛び……

2010年1月1日 午前6時

大晦日は雪がちょっと降り、あいにく元旦の天気予報は…曇り。(´・ω・`)集合したのは6人。6時なんてまだ暗いですが、毎年恒例です。気温が低すぎて道が全面凍結。なんてこった。

自転車を一生懸命こいで松本城に到着すると、蟻高書道部とテレビ局がすでにスタンバってました。

なんと東の空は晴れてます。晴れ男がいるのでしょうか。

そして着いてそれほど経たないころ、いつもより2、30分早く日を拝めました。



風情があります。

蟻高書道部はその間も準備を進めています。テレビ関係者がすごく多いですね。

中継本番は9時からなので待ち時間がたくさんあります。風船を渡されたり、本番のリハをしたり、なかなか出来ない体験ができました。



これは本番直前。観衆が多いです。

蟻ヶ崎、書道はなかなか豪快です。

結果は5校中3位で優勝は逃してしまいましたが、大健闘ではありませんか!!(○´∀`)ノ゙ 部員達に拍手を送ります!!